ツチノコ芸人という異名を持つテントさんが、
大阪市内の交差点で乗用車にハネラレ亡くなりました。
テレビではあまり見かけませんが、
以前NTT西日本のCMに天海祐希さんと共演しています。
また、ツチノコ芸人以外にも、
なにわのハリーポッターなどとたくさんの異名を持ち、
愛されていた芸人さんでした。
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大空テント(画像あ)のWikiプロフィール!
画像引用元:吉本興業HP
大空テントという名前は旧芸名になります。
正式芸名は「テント」さん。漫談家です。
本名は、三浦得生(みうらとくお)。
1951年5月16日生まれの65歳でした。
大阪府八尾市で生まれ、
近畿大学附属高等学校卒業後に松竹芸能の漫才教室に入り、
お笑い芸人を目指していました。
でも、ご両親には反対されたんですって。
「大学に行かせたと思って、4年間芸人やらせて」
と頼み込むも、、、ダメだったようです。
実家がテント屋さんのため、当初は青空テントで活動。
その後、1981年に上岡龍太郎に弟子入りし、
「大空テント・幸つくる」を結成しNHK上方漫才コンテストで優秀賞を受賞!
一躍脚光を浴びたが数年後に解散しピンで活動していました。
師匠の上岡龍太郎も、
「出てくるのがあと10年早かった!」
と言わしめるほどの芸だったそうで、21世紀芸人という異名も。
そんな芸めっちゃ気になりますよね!
どんな芸風だったかというと、、、、
・両手を蜘蛛に見立てて戦わせる「蜘蛛の決闘」
・人間パチコンコ
・みのむし(風に吹かれて揺れてる所)
・尺取虫
・たんたんち〜ん、たんたんち〜ん♪
(特定の歌の間奏として入れるギャグ。手足を互いにクロスさせながら言う)
ね、シュールでとてもおもしろそう!
その中でも1つ逸話が残っていて、
蜘蛛の決闘は、自分の手を蜘蛛に見立てて、
戦わせるんですけどテントさん自身がめっちゃ熱中するらしんです。
だから、自分で手を動かしているのに、
最終的にどちらが勝つか分からないらしいです!
しかし、そこに師匠の上岡龍太郎さんが
「左手が勝つに賭ける!1000円!!」
と言ったところ、左手の蜘蛛が勝ったと言う。。。笑
実際にYouTubeで動画を見てみたんですが、
超リアルなんですよ!めっちゃおもしろいっす!
見てみたい方は、「ナンバ壱番館 テント」で検索してみてくださいね。
蜘蛛が仕留める感じとか、仕留めた後に負けた蜘蛛を引きずる様子とか。
きっとリアルにこんなんだろうなぁって。
何か一生懸命で本気なんですよね。
これがテントワールドっていうんですね。
テントさん結婚しその後離婚もしていた!
こんなシュールな天才肌のテントさんですが、
離婚されたそうですが、奥様もいらっしゃいました。
テントさんが40歳のときに一般女性と結婚。
その後20年間以上連れ添ったと言います。
テントさんと奥様の出会いがまた凄くって、
テントが東京の仕事の際に共通の知人を通じて奥さんの家に宿泊させてもらい、
お礼の手紙を書いたのをキッカケに文通による交際が始まったそうです。
その後の恋文が特徴的だったみたいで、
ところどころに持ちネタのギャグが書いてあったり、
意味もなく色が塗られていたり、
普通の大人では考えられないような手紙だったそうです。
でも、奥様はその子供のような無邪気さ、純粋さに惹かれ、
テントさんとの結婚を決意されたようですね。
結婚生活も、テントさんはあんまり仕事がないですから、
ツチノコ芸人という異名があるくらいですからね。
奥様が家でアクセサリー加工の内職をしつつ、
テントさんは家で遊んでいるという構図だったようです。
お金には困っていたような気がします。
離婚の原因も気になるところですね。
で、テントさんはキャベツが嫌いだそうです!
だけどお好み焼きのキャベツは好きなんですって。
でも、焼きそばのキャベツはやっぱり嫌いみたいで。
そんなところもミステリアスでシュールさがあってオモシロイですね。
きっとテントさんは天才なんだろうな。
明石家さんまさんもテントさんが好きだそうで、
年に数回テントさんのモノマネをされるそうですが、
それが誰だか分からないと言われるそうです。
ダウンタウンさんも注目していた芸人さん。
玄人受けするテントさんの芸を見てみたかったものです。
テントさんのご冥福をお祈りいたします。
2012年の舞台吉本百年物語でお世話にらなったテントさん。
独特の空気、世界観が素敵な先輩でした。
稽古場に残してくれたメッセージは今まで読み返します。そしてこれからも大切に心に刻みます。
ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/Obbo6Z1rs4— 陣内智則 (@jinnai_tomonori) 2016年9月28日
陣内さんのツイッターより。
テントワールド、純粋で清らかな素敵な言葉ですね。