ドラえもんスネ夫役などで知られる声優、肝付兼太(きもつきかねた)さんが、
10月20日に肺炎のため亡くなっていたことが分かりました。
2015年6月18日にジャイアン役の
公私ともに仲のいい、たてかべ和也さんが死去されてから、
肝付兼太さんも旅立ちました。
また、肝付兼太さんは薩摩の名家である、
喜入肝付家の末裔だったことも判明しています。
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肝付兼太ジャイアンのもとへ!スネ夫と55年間の親友だった!
去年の6月になくなったたてかべ和也さん。
肝付兼太さんは「かべさん」と呼び55年来の親友だったと語っています。
ジャイアンとスネ夫の最後の別れの言葉。
最後の「ジャイアーーン!」と響く声が涙を誘います。
声を聞いていると、スネ夫やイヤミのそのままの名声優だと
改めて感じさせられます。
テレビでも、肝付兼太さんとかべさんとは55年間の親友だっと話しています。
「とても悲しいけど、近いうちにそちらへ行くからな。。。。」
と言っていた通り、1年ちょっとで天国でジャイアンと再会していることと思います。
二人とも奇しくも80歳という年齢で亡くなりました。
ドラえもん25周年の特集インタビューで、
肝付兼太さんはかべさんについてこのように話していました。
性格的には僕とたてかべさんはまったく違うんです。
お互い劇団にいて、同じような悩みがあって、
昔はなにかっていうと議論をするのが流行っていた時期があって、
そんな時にたてかべさんと話すと、すごく話が入ってくるんですね。
そういう考え方もあるんだなって。
引用元:wikipedia
仕事、プライベートで55年間も一緒にいられるのは、
本当に仲が良かった、人生の戦友だった間柄だったんですね。
肝付兼太が死去しても生き続けるキャラクターたち…
スネ夫やイヤミの声で有名な肝付兼太さんですが、
あまりにもアニメ界では有名で非常にたくさんの役を演じていました。
あまりにも得がたい人を……(>_<)<肝付兼太さんの存在って日本のアニメ史そのもの pic.twitter.com/wUtyX7GoOH
— ふるきち (@fullkichi) 2016年10月24日
銀河鉄道999の車掌役や、
怪物くんのドラキュラ役、
お母さんと一緒にじゃじゃ丸の声など、
キテレツ大百科の勉三さんもですね。
日本アニメ界でなくてはならない存在の方だったことが分かります。
スネ夫役を1979年の放送開始以来26年間担当した肝付兼太さんですが、
日本テレビ版の『ドラえもん』ではジャイアンを声優としてを担当していたそうです。
肝付兼太さんご本人も、
ジャイアンを担当していたことに関して自身はあまり記憶には残っていないそうです。
一体どんなジャイアンだったのか、気になりますね。
その後、かべさんがジャイアン役を担当し、それが運命的出会いでした。
声優の優希比呂さんは肝付兼太さんのことをこう話しています。
昨日、肝付兼太さんの訃報が届きました。
私達を育てて下さった指導者であり、
業界を牽引して下さった恩人でもあり、
そして喜劇、コメディなどを得意とされたインテリジェンスに富む、
優しい先輩でいらっしゃいました。
たくさんの表現手法、本当に勉強させて頂きました。
ありがとうございました。
現場でもとても明るくニコニコしていた
ムードメーカーだったそうですね。
肝付兼太は喜入肝付家の末裔だった!
肝付兼太さんの本名は「肝付兼正」。
日本の氏族の一つであり、大隅の戦国大名でもあった肝付氏。
その末裔でありました。
鳥が向かい合った肝付氏の家紋。対い鶴喰若松三つ雁金。
由緒正しい家柄に生まれた肝付兼太さんは、
ツイッターでも話題になっています。
肝付兼太さん、やはり肝付氏の末裔でしたか。
そして
「長男・兼幸は琉球国王を江戸に連行した島津家久に同行した際、帰国途中の筑前国愛島で暴風雨に遭い溺死。新納家からの養子を迎え薩摩藩士として存続した(wikipedia)」
ということは新納慎也さんとも遠すぎる親戚— 平 資盛 (@sukemori_t) 2016年10月24日
肝付兼太さんの本名が肝付兼正と知り、「(歴史系SLGで島津家プレイしたときに真っ先に倒す)肝付氏の一族かよ、、、」と思って調べてみたら本当に肝付氏の末裔みたいでビックリした。兼続、そちの一族未来で声優してますよ
— 篠原修司 (@digimaga) 2016年10月24日
亡くなられた肝付兼太さんが、肝付氏の末裔という事で、肝付兼続の子孫と勘違いされてる方が多いようです。喜入出身ということは、加治木肝付(兼演)の末裔ですので、大隅高山城を本拠とする肝付本宗家ではありません。まあ、近世は喜入の肝付の方が家格は上で、小松帯刀を輩出してます。
— たべのむらじ (@tabenomuraji) 2016年10月24日
戦国時代をちょっと囓った者は、肝付氏といえば大隅国の大名であり、兼の字が代々の通字だと知る。そしてやっぱり肝付兼太もその末裔だそうで、本名が肝付兼正という戦国武将感120%なことに感動する。合掌。
— ITO Ryutaro (@higeito) 2016年10月24日
肝付兼太さんのご冥福をお祈りしております。